新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


さてさて、皆さん、やってきました2010年虎年でございます。

何だか噛み締めて日々過ごして来たはずなのですが、あっという間に

一年が過ぎてしまいましたね。大人になるとやっぱりそうなんでしょうかね。


正月は皆さん、どこか出かけられましたか?高速料金の割引で渋滞も

とんでもない凄さでしたね。利用する気になれませんね。。

私はちょうどタイヤがすり減っていたので4本ともスタッドレスに交換し、

準備万端!って感じでしたが、あまり車で出かける事はありませんでした。

春にはまたまたタイヤ交換しなきゃなりません。雪でも降らんかなぁ~。


お正月に色々とTVを見たりゴルフ行ったり、読書したりと・・過ごして

おりましたが、ちょっと感じた事があります。

それは・・・。ビジネスには従来の自分(皆さん)の夢は託せないという

事です。どうしてかというと、もう日本は右上がりで経済成長していく事は

見込めないと断言出来そうだからです。力を抜いているとか、そういう事では

なくて、以前日本が成長した通り、今度は別の国の番になるからです。

中国は今年、一気に日本をGDPで追い抜き2年後にはUSAも余裕で抜くようです。

また、インドも日本を2年後には余裕で追い抜くそうです。多分5年後には、

中国、インド、ブラジル、USA、日本となり、更に日本のGDPの数倍が上位国

となるようです。


で、ここで何が言いたいかというと、もう給料を毎年上げ、業績を伸ばし、

好きなもの(高級品)を買い、どんどん裕福になるような夢は、普通に

過ごしている人達には待っていないと考えるべきだという事です。

また、それが悪いという事でありません。それが普通の状態になるのです。


ですから、今までのように企業で伸し上がって役員になって高給取りになる

とか、ベンチャー企業を上場させて大金持ちになるとか、そういう会社に

依存した形での成功は限りなく少なくなるという事だと思います。



日本の大前提の右上がりの成長の可能性がほぼ閉ざされた今、どんどん

良くなるよりは、ほぼ横ばい、或いは右下がり(デフレ)になるとすると、

会社ではない、他の価値感が自分達には必要になっていくように感じるのです。

「毎年どんどん新卒の人を採用する=社員数が増える=売上(収益)が拡大」

というロジックはほぼ崩れてしまっているという事を何だか正月に実感して

しまいました。以前も書きましたが、公務員になる人も良いかも知れませんが、

究極に言うと、皆公務員となった社会って・・・資本主義を捨てた社会主義とか

共産主義のような感じに近づく訳です。怖いと思いませんか?ですから、

公務員になる!というだけでは、実は何の解決にもならない訳ですね。


じゃあ、どうしたら良いのでしょうか?努力は報われないのでしょうか?

ん~。日本は多分・・次のステージに立つ事を覚悟するべきなのかも知れません。

受け止めるべき時期が来たのかもしれません。身を粉にして働く企業戦士の

お父さん・・みたいな時代ではなく、ある程度の給与をもらい楽しい人生を

歩むような熟成モードの国になるべきなのかも知れません。拡大!拡大!では

既に無いのかも知れません。この基礎を捉え間違いしてしまうと、結構

大変な事になってしまうかも知れません。



ただし、一つだけ上記内容とは矛盾するGoodNewsが有ります。それは、

会社や市場に依存し自分の立場を好転させる事は難しいと申し上げましたが、

一つだけ好転させる方法が有ります。それは、超少数精鋭で儲けを考える

という事です。「人材を毎年採用=拡大し収益を増加」ではなく、

限られた人材だけで、自分達で儲けを増やす事を考えるのです。

また、儲けた資金を運用するのも超少数精鋭であれば可能になるはずです。


今まで「当然!」「常識!」と決めつけていた価値観をこの際一気に逆に

してしまう位の発想にシフト出来る思考能力や現状(中途半端な規模はやばい)

さえ、準備が出来ていればこれからの熟成モードの日本でやっていける

はずです。2009年に準備して来た訳ですから、常に逆に、逆に動く位の展開を

2010年は行動開始していきたいと思います。


本年も強かに、粛々と、さくさく、楽しく、やっていければと思います。

株式会社スパイシー

代表取締役会長兼CEO 松島 勤


では。

さくさく。。