皆さま、大変御無沙汰しております。
大分秋らしくなって来ました!この涼しさがたまらなく気持ちがいいです!

最近、色々と気になるWeb関連のニュースが出ていて、今後じっくり取り組んで
みたいなと感じている次第でございます。
また、少しマニアックな議論がなされ始めているので、USAのSFCのブレーンと
この動きについてやり取りを始めました。

元々、ValueClickでの経験やその際の分析などアドサーバーに関しては
当然日々自分のライセンス以上にしか見えない数値を見続けていましたし、
そのログをはき出してそれを基に更に操っていたので、さてさてソロソロ
形にするべきタイミングなのかと最近感じております。

また、ValueClick後に立ち上げたDeeperでは、年間4回はUSAでValueClick
アドサーバー周りのプロジェクトで、MOJOを活用しさらに見たことの無い数値を
並べて、毎日ドキドキしながら解析していたのを懐かしく感じます。

少しマニアックな話になっても、数値や結果を想像し語るよりも真実を知っている
事が何よりも強みですので、今後は今までのたくさんのバックアップデータ見ながら
本当のアトリビューション(この言い方は、USAではあまり当時からしていない)
についてお伝えし、進化させていければと思っています。

ちなみに、一つ気を付けなければならない事は、解析をしたりデータマイニング的な
提案などをしても、実際には固定や流動的なコストが発生するという事です。いくら効果が
どうしたと言っても、このコストを必ず吸収しなければ意味が無いのです。
また、実際某大手コスメ通販様ともCVタグを実装し、RetargetingUserやRootUser
に対して相当な種類のクリエティブを配信しても見ましたが、ViewThrow的な効果が
簡単に叩き出せるという事にはなりませんでした。当然、効果はあるのですが、
無駄も発生する訳ですし、コストをいかに吸収するかが解決出来ない中では、
いくら業界人で盛り上がっても、ちょっと違うのかなという事を私自身が経験しました。

多数の変数が存在します。メディアそのもの、その中のカテゴリー、さらに掲載面、
さらに掲載サイズ、さらに広告素材(Gif or Flash)・・・他にもフリークエンシーや
接触時間や、さらに既来訪済Userか、ド新規Userか、この辺り、検証して結果を
示して、対価(売上)をいただくまで、単なるビギナーの想像では乗り越えられない
壁が無限大に存在します。
※当時Deeperでは、50社近くの企業様でMojo経由のAdserverから3rdPartyを
 実施しましたし、実際にYoutubeをはじめとして多数のメディアへディスプレイ広告を
 配信した結果です。

ビギナーが夢語って、一つの切り口分析して、「じゃ、対価ください」では無いのかなと
いうのが率直な感想です。

多分Googleが買収したDART(ディスプレイ広告)やAdwords(検索周り)とか組み合わせ
して、これをGoogleで何回何時何分に検索しているユーザーにはGoogleネットワークで
DART使ってディスプレイ広告見せて、最終的に「○○○」ってKwで検索させてCoversion
させるまで一気通観でやっちゃうんだと思います。

つまり・・・以前流行ったSEM自動入札も、ディスプレイ広告配信技術や3rdPartyも、
その足元であるアド・ネットワークも全部、Googleがグリップするって事です。
配信技術が凄いぞ~!とかの次元ではなく、「凄い=当然」なのだと思います。
それでないと競争に既に参加できないし、重要且つ必要なのは、もっと先の部分だと
思います。

以前ValueClickの営業部長時代に、良く感じていたのは、「テクノロジーがいくら凄くて
ネットユーザーを操っても、最終的にはネットユーザーは検索してやって来る。これだけは
いくらテクノロジーがあっても、どうしようもない」って事です。
当初からViewThrow周辺は見えていましたし、裏のイントラ画面を見れる権限を持っている
人間も限られていましたから、本当に分かっている人は限られますが、とにかく最終的に
検索してやって来るユーザーに対して、どうしていくか?なのだと思います。

私のブログは、ValueClickを退職して暫くしてから始めました。ですので、Deeper社の
社長兼ファウンダーとして、当時日本で初めて行動リターゲティングを実際に立ち上げ、
たくさんのデータをトラッキングしプールしている部分を感じとっていただけると思います。
でも、相当前から色々とニヤニヤしながら、数値を分析し効果をたたき出すためには・・と
やって来た訳ですが、とうとうこのタイミングが来たのだと何だかワクワクしております。
また、やっぱり、今までの概念や方向性は間違っていなかったのだと本当に嬉しく
感じて止みません。

ちなみに、懐かしい記事↓※今Deeper社は残念ですが、世にはございません。。悲
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000000529.html

別業界の方が、「みんなで想像しようぜ!」もいいのかも知れませんが、何となく
「そんなんで、大丈夫か?」って感じもしたりします。方向としては、絶対有り!なので
クライアント様にちゃんと評価をいただけるよう、慎重に繊細に現実的に取り進め
していくべきなのだとも思っております。

今後専門的で恐縮ですが、こういう話はどんどんブログにUPしていきたいと思います。

では。
さくさく。。